今年、初めて岩沼市郊外の耕作放棄地をお借りして作物にチャレンジしています。もともとの田に客土して畑にしたため肥料がなく、作物に勢いがありません。→ 教訓  :  農業は土作りから

 
 
平成22年7月9日

ジャガイモ です。

肥料がないため、葉が弱弱しいです

 
 
平成22年7月9日

地這いきゅうり です。

小さなきゅうりの赤ちゃんを確認しました。

 
 

平成22年7月9日
 
モロッコ 
です。

葉っぱに隠れてサヤが見えます。

  

 分かっていたことですが、改めて農業は畑に種を蒔いて自然に作物ができるものではないことを実感しました。
農業は、自然との闘いです。

 「ほったらかし」という意味の自然と「厳しさ」という意味の自然
 同じ「自然」という言葉でも、意味はぜんぜん違います。
                      いや、同じ意味なのかもしれません。
つまり、今の農業を自然(ほったらかし)のままにしていると、人間にとって食料危機などの厳しい自然が待っているのです。

   だから農商工連携?

 最近、農商工連携の記事が新聞に載ることが多くなっています。農商工連携とは、地域活性化の一つで、農業などの1次産業をベースに2次産業の工業、
3次産業の商業を連携させた6次産業の構築を目指すものです。
   
 6次産業を目指す、と言ってもピンときませんよね。
要するに、それぞれの連携パートナーがWIN−WINの関係になることで、結果的に、地域を活性化させることです。
 
 もっと簡単に言えば、それぞれの所得が増え、働いている人たちが安定した生活が送れるようにすることです。


   
 これだけ、大風呂敷をしいた場合、必ず登場するのが、国等です。

 国は、農商工連携認定制度をつくり、認定をゲットした際は、補助金を上げますと言っています。

 しかし、補助金を目当てに農商工連携認定を目指しても、長続きはしないと思いますよ。

 なぜなら、その連携が、WINーWINの関係として持続可能なのかを審査するからです。

 補助金は、ゲットを目指す主食ではなく、おやつ程度に考えたほうがいいと思います。



   えせ農商工連携に気をつけよう!!

 農商工連携の連携自体をビジネスにする人(コンサルタント等)がいます。経営コンサルタントなどほとんどの方々は、まじめに農業等について考えていますが、残念ですが中には、コンサルタント自体を目的にして自分の利益のみを考えている人もいます。
 その方々に一言。「農商工連携はそんなに甘いものではありませんし、甘みはありません。ボランティア精神がないと勤まりませんよ!!」



   農業は事業です。



   
 農家に長男に生まれたから農家をしている。農業が好きだから農業をしているのではない。
 おまけに、嫁不足。
 俺の人生、どうしてくれる。。。

 そんな声を何度も何度も聞きました。でも、それが現実です。

 それを、世の中の人は、後継者問題という。この後継者問題は、なにも農業等に限ったことではなく地方の商店街の店主からも聞いています。「うちの息子はサラリーマン。都市部に家を買って独立しているよ。」

 農業は事業です。農家業ではありません。

 自信を持って事業を展開していきましょう!!

 農商工連携の認定を目指すことは、農業を事業として捉えるいい機会になります。 認定条件の一つには、5年間、5%ずつの成長の見込みが必要だからです。
 農業は、一番難しい事業の一つですが、やりがい、魅力は十二分にあります。